후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면
それを見て、城太郎は、
「ア、なるほど、神さまへお暇乞いをしてゆくのか」
と、つぶやいたが、遠くから見ているだけなので、巫女たちは、彼の背中や肩を指で突いて、
「城太さんは、なぜ拝んで来ないの」
「いやだ、おれは」
「いやだなんて勿体ない、口が曲がりますよ」
「きまりが悪いや」
「神様を拝むのがなぜきまりが悪いんですか。町中にあるあだし神や流行り神とはちがって、自分たちの遠いお母さんも同じ神さまとおもえば何でもないではありませんか」
「分ってるよ、そんなこと」
「じゃあ、拝んでらっしゃい」
「いやだよ」
「強情ね」
「お茶ッぴい! お杓子! 黙ってろい」
「まあ!」
それにつれて、同じお下げ髪がみんな、眼をまろくして、
「まあ――」
「まあ――」
「ずいぶん怖い子ね」
そこへ、お通が、遥拝をすまして戻って来て、
「どうしたの? 皆さん」
問われるのを待ちかまえて、
「城太さんが、私たちをお杓子ですって。――そして、神様なんて拝むのは嫌なこッたっていうんですよ」
「いけませんね、城太さん」
「なにさ」
「いつかお前の話には、大和の般若野で、武蔵様が宝蔵院衆と戦いになろうとした時は、思わず、神様と大声をあげて空へ掌を合わせたというじゃありませんか。