일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みやもとむさし

宮本武蔵

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면

아오조라 문고

もいちど、耳をよく欹てて聞き直したいように紫ばんだ唇がわななきかけたが、にわかに、ものもいえない面持ちなのである。

「……む、武蔵だって」

馬の背から城太郎はこう口走った。鬣にしがみついたまま、ぶるぶる手も脚もふるわしていた。

先を急ぐことに焦心りきっている梅軒の眼には、凡ではあり得なそうな二人の刹那の驚きも眼にはとまらないらしく、

「さ、小僧っ。――降りろ、降りろ。ぐずぐずしていると、ひっぱたくぞ」

手綱の端を鞭にして脅すと、城太郎は、つよく首を横に振って、

「嫌だっ!」

「イヤだと」

「おれの馬だ、この馬で、先へ行った人へ追いつこうたってそうはゆかない」

「女子供と思って理由をわけていうのに、童め、つけ上がって何をいうか」

「なあ、お通さん」

と、梅軒の頭越しに、

「この馬は、渡せないね、この馬を渡しちゃいけないね」

お通は、城太郎のそのことばを、健気と賞めてやりたかった。もとより、この馬はおろか、この人間をも、先へやってはならないと思って、

「そうです、そちらもお急ぎか知りませんが、私たちも先を急ぐ体です。もう少し経てば、峠がよいの馬も駕籠もいくらもありましょう。