일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みやもとむさし

宮本武蔵

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면

아오조라 문고

「お洒落なんかしている時じゃないぜ、髪なんか後におしよ」

「……でも、この坂の下へ行けば武蔵様がいると、今ここを通った人がいったでしょう」

「だから、お洒落をするの」

「いいえ、いいえ」

お通は、おかしいほど真面目になって、それに対して弁明する。

「武蔵様にお会いできさえすれば、もう怖いものはないからですよ。私達の難儀もすでに去ったものと、安心して来たものだから……私は落着いているんです」

「だけど、この坂の下で、武蔵様に会ったというのは、ほんとのことかしら?」

「そういって、あの三人と、ここで話していたお方は、どこへ行ってしまったのでしょう」

「いないや」

見まわして――

「変な人だなあ」

と、城太郎はつぶやいた。

しかし、とにかく二人がこうして虎の口から助かったのは、あの渡辺の甥とかいう柘植三之丞のおかげであったことに間違いはない。

――この上でまた、武蔵に会えたならば、なんとその人へ礼をいってよいかなどと、お通の心はもうそんなことまで考える。

「さ、行きましょう」

「お洒落はもういいの」

「そんなことをいうものではありませんよ、城太さん」

「だって、うれしそうだもの」