일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면

아오조라 문고

「誰だ、ほかに苦情のいいたい奴は。些細な勘定をたてにとり、吉岡家の表へ坐りこむなどとは沙汰の限り。おれがゆるさん、若先生が払うといっても、おれは払わさん。さ一人一人、頭を出せ」

町人たちは、彼の拳を見て、われがちに腰を上げた。しかし門の外へ逃げ出ると、腕に力を持たないだけに、口を極めて、罵った。

「今に――この門へ、売家の札が貼られたら、手をたたいて、嘲ってくれようぞ」

「遠くないうちだろうて」

「わしらの思いだけでも」

そんな怨嗟を、門の外に聞きながら、良平は屋敷の中で、腹をかかえて笑っていた。そして、他の連中と共に、奥の清十郎の居間へ入って行った。

清十郎は、沈湎として、独りで火桶をかかえていた。

「若先生、ひどくお静かですな。どうかいたしたので」

良平が訊ねると、

「いや、どうもせぬ」

股肱とたのむ門人中の門人が、六、七名もそろって来たので、清十郎はやや顔いろを直して、

「いよいよ、日が迫ったの」

「迫りました。その儀につき、一同して参りましたが、武蔵へいい渡す試合の場所、日時、あれは、どういうことに決めますかな」

「さよう? ……」

清十郎は考え込む。

三