일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면

아오조라 문고

それに答えて、また一方は、

(だから、一般の武技のように、発達しているとは誰もいいはしない。けれど、そういう秘し技が、今も残っているのは事実だ)

という。

武蔵はかつてどこやらで、そんな論議をしているのを、そら耳に聞いたことはあったが、勿論、彼も、そんな小技は、武道と認めない一人であったし、実際にそういうことをする人間があろうとも思われなかった。

世間のどんなつまらない雑談のうちにも、聞く者の聞き方によっては、何か他日に役立つものが必ずあるものだということを武蔵は今、痛切に知った。

眼はしきりと痛むが、幸いに、ひとみを刺されたのではないらしい。眼がしらへ寄った白眼の一部がずきずき熱を持って涙をにじみ出すのだった。

武蔵は、身体をなで廻した。

涙を拭く布を裂こうとするのであったが、帯も裂けず、袂も裂けず……何を裂いたらと手が迷っていた。

すると。

うしろで誰か、ぴゅっと絹を裂く音をさせた者がある。振向くと、一人の女性が、彼の様子を見ていたらしく、自分の紅い下着の袂を一尺ほど歯で裂いて、それを持って彼のそばへ小走りに駈けて来たのであった。

微笑

一

朱実であった。