후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(一)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면
「そうだ、唄って暮せ――」
ここにも、そういう考えのもとに、今の世間に生きている連中の一組があった。
西洞院四条の辻からぞろぞろ出て来た侍たちである。その横には、白壁で築いた長い塀と宏壮な腕木門があった。
室町家兵法所出仕
平安 吉岡拳法
と書いた門札が、もう眼をよせてよく見なければ読めないほど黒くなって、しかし厳めしさを失わずにかかっている。
ちょうど、街に灯がつくころになると、この門から、溢れるように若い侍が帰ってゆく。一日も、休みということはないようだ、木太刀を交ぜて、三本の刀を腰に横たえているのもあるし、本身の槍をかついで出て来る者もある。戦となったら、こういう連中が誰より先に血を見るのだろうと思われるような武辺者ばかりだった。颱風の卵のように、どれを見ても、物騒な面だましいをそなえているのである。
それが、八、九人、
「若先生、若先生」
と、取巻いて、
「ゆうべの家は、ごめん蒙りたいものだ。なあ、諸公」
「いかんわい。あの家の妓どもは若先生ひとりに媚びて、俺たちは眼の隅にもおいてない」
「きょうは、若先生の何者であるかも、俺たちの顔も、まったく知らない家へ行こうじゃないか」