일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(一)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면

아오조라 문고

と、駕かきたちが、ささやき合って遽に色をなし始めた。

ふと見ると!

もうその頃は、この清水寺の西門のふところは、人でいっぱいだった。参詣人や、僧や、物売りまで何事かと眼をそばだてて武蔵を遠く取り巻いている駕かきの背後を、また二重三重に囲んで、これからの成り行きに、好奇な眼を光らせているのである。

ところへ――

「わッしゃ」

「おっさ」

「わっしゃ」

「おッさ」

三年坂の坂下と思しき辺りから威勢のよい懸け声が近づいて来たのである。と思うと間もなく、境内の一端にあらわれたのは、一人の駕かきの背中に負ぶさった六十路とも見える老婆だった。――そのうしろには、これも五十をとうに越えている――、余り颯爽としない田舎風の老武士が見えた。

「もうええ、もうええ」

老婆は、駕かきの背で、元気のよい手を振った。

駕かきが、膝を折って地へしゃがむと、

「大儀」

と、いいながら、ぴょいと背中を離れて、うしろの老武士へ、

「権叔父よ、抜かるまいぞ」

と、意気込みをふくんでいう。

お杉ばばと淵川権六なのである。二人とも、足ごしらえから身支度まで、死出の旅路を覚悟のようにかいがいしくして、