일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(一)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면

아오조라 문고

自分ひとりかと思いのほか、控え席には、すでに十名以上の修行者が来ている。そのほか法体の弟子が十数名もいるし、ただ見物しているという態の侍たちも相当に多く、道場の大床には今、槍と槍をあわせている一組の試合が行われていて、みな固唾をのんでそれへ見入っているのである。――で武蔵がそっとその一隅へ坐っても、誰ひとり振向いてみる者はない。

望みの者には、真槍の試合にも応じる――と道場の壁には書いてあるが、今立ち合っている者の槍は、単なる樫の長い棒に過ぎない。それでも突かれるとひどいとみえ、やがて一方が刎ねとばされて、すごすご席へ戻って来たのを見ると、太股がもう樽のように腫上がって、坐るにも耐えないらしく、肘をついて、片方の脚を投げ出しながら苦痛を怺えている容子だった。

「さあ、次っ」

法衣の袂を背で結んで、脚も腕も肩も額も瘤で出来あがっているかのように見える傲岸な法師が、一丈余もある大槍を立てて、道場のほうから呼んでいた。

四

「では、それがしが――」

一人が席から起った。これも今日、宝蔵院の門をたたいた武者修行の一人らしい。革だすき綾どって道場の床へすすんでゆく。