후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
みやもとむさし
宮本武蔵(一)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면
「そうそう、これは失礼をしておった。それがしは、もと蒲生殿の家人で、山添団八」
「此方は大友伴立と申し、卜伝流を究め、いささか大志を抱いて、時勢にのぞまんとする野望もある者でござる」
「また、てまえは、野洲川安兵衛といい織田殿以来、牢人の子の牢人者で。……ははははは」
これで一通り素姓は分ったが、何のために自分の貴重な時間をつぶして他人の貴重な時間を邪魔しに来たのか、それも武蔵の方から聞かないうちは埒があかないので、
「時に、御用向きは何であるか」
話のすきを見ていうと、
「そうそう」
と、それも今さら気がついたように、実は、折入っての相談でやって来たのだがと、遽に、膝をすすめていう。
――ほかでもないが、この奈良の春日の下で、自分たちで今、興行をもくろんでいる。興行というと能芝居や人寄せの見世物とお考えになるだろうが、さにあらず、大いに民衆のうちへ武術を理解させるための賭試合である。
今、小屋を掛けさせつつある所だが、前人気はなかなかよい。だが、三人では実はすこし手が足りない気がするし、いかなる豪の者が出て来て、せっかくの利益を一勝負でさらわれてしまわないとも限らないので――実は、其許に一枚入ってもらえまいかと、談合にやって来たわけである。