일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(一)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면

아오조라 문고

織りかけてある男物の布地が、機にかけられてあった。

朝に夕に思慕の糸を紡ぎ溜めて、やがて許婚の又八が帰国したら――あの人に着てもらおう――そう楽しんで去年から少しずつ織っていたものだった。

筬の前へ、腰かけて、

「……誰からだろう?」

飛脚の文を見直した。

孤児の自分には、便りをくれる人もなし、便りを出す人もない。何か人まちがいのような気もされて、彼女は、何度も宛名書きを見直すのだった。

長い駅伝を通ってきたらしく、飛脚文は手ずれや雨じみでボロボロになっていた。封を解いてみると、二本の手紙が中からこぼれた、まず一通を先に開けて見る。

それはまったく見覚えのない女文字で、やや年長けた人の筆らしく――

べつの文、ご覧なされ候わば、多言には及ぶまじと思われ候えど、証のため、私よりも認めまいらせ候。

又八どの、此度、御縁の候て、当方の養子にもらいうけ候に就いては、おん前様のこと、懸念のようにみえ候まま、左候ては、ゆく末、双方の不為故、事理おあかし申し候て、おもらい申候。何とぞ、以後は又八どのの事、御わすれくだされたく先は斯ように迄、一筆しめし参らせ申そろ。かしこ。