후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていやわ
探偵夜話
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 探偵夜話(たんていやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,363자 · 277화면
そういうわけで、関井さんに逢うのは今度で三度目ですが、去年から見るとなんだか顔の色がひどく蒼ざめて、急に病身にでもなったのではないかとも思われるようでした。それでも、わたくしの来たのを大層よろこんで、重い口からいろいろのお世辭などをいってくれました。
「こんな山奥でどうにもなりませんけれど、まあ涼しいのを取り得にして、どうぞいつまでも御逗留ください。草花には東京で見られないような、なかなか美しいのがあります。秋になると紅葉も見事です。御用がなければごゆっくりお泊まりください。」
それから東京の噂などが二つ三つ出た頃に、一人の男が庭さきから廻って来て、お風呂が沸きましたと知らせました。この男は麓の村の者で、前の署長の時代から小使い兼帯でここに雇われているのだそうです。名は六助といって、もう六十に近い巌乗らしい老爺でした。
「じゃあ、早く行っていらっしゃい。汗になって気味が悪いでしょう。」
関井さんに勧められて、わたくしは風呂場へ出て行きました。風呂は母屋から十間以上もはなれた大きい桐の木の下に建てられて、その立木があたかもその三方を取り囲むように植えつけてありました。