후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていやわ
探偵夜話
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 探偵夜話(たんていやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,363자 · 277화면
それも時の災難と諦めるよりほかはないが、ゆうべこの宿にはほかに一人も泊まり客が無かったということであるから、差しあたっては宿の者に疑惑をかけたくなる。それを表向きにしようか、それともいっそ黙って泣き寝入りにしてしまおうかと、彼女は古河君のところへ相談に来たのであった。
「そりゃ表向きにした方がいいでしょう。」と、古河君はすぐに答えた。
彼女は宿の者を疑うと言っているが、ほかに泊まり客が一人もない以上、自分もたしかに有力な嫌疑者であることをまぬがれないと古河君は思った。それは是非とも表向きにして、ほんとうの犯人を探し出さなければ、単に被害者の迷惑ばかりでなく、自分としても甚だ迷惑であると考えたので、彼はあくまでもそれを表向きにすることを主張した。
「よろしいでしょうか。なんだか罪人をこしらえるのも気の毒のようにも思われますので……。」と、女はまだ※(「足へん+寿」、第4水準2-89-30)躇していた。
「いいえ、気の毒なんて言っている場合じゃありません。そうして下さらないと、わたくしも困ります。あなたから言いにくければ、わたくしが帳場へいってその訳を話して来ましょう。