후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
「折入って、一同に相談がある。晩飯がすんだら、みんな奥の大広間へ集まってくれ」
と、いい渡した。
さて何だろう? ただ事ではない、と。宵のくちになると、大番頭の李固以下、盧家の雇人四十幾人、二列になって、大旦那の前に出て生唾呑んだ。
わけてこの李固は、十年前、凍えきって店の前に行き倒れていたのを、大旦那に拾われて、その実直をみとめられ、読み書きそろばんも達者なところから、いまでは一番番頭に起用されていた者なので、「お家の大事」には、まず誰よりも真剣になるのは当然だった。
「李固。みんな揃ったかい」
「へい。洩れなく、揃いましてございますが」
「ひとり、あれが見えんようだが」
「お。――燕青さんだけまだ見えていませんな。どうしたのか」といっているところへ、「オオ見えた」という人々の声を割って、
「どうもおそくなりました」
と、神妙にわびながら、李固の隣へ来て、直立した者がある。
小づくりで、肉むら白く、朱唇のどこかに愛嬌をたたえ、年ばえ二十四、五かと見える、生きのいい若者だった。白衫に銀紗模様という洒落た丸襟の上着に、紅絞りの腰当をあて、うしろ髪には獅子頭の金具止め、黄皮の靴。