후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
と、熱に憑かれた男女の群れが、社火行列の仮装とも一つになって、北京全市の辻々に狂舞の袖と輪を描き、いよいよ、爆発的な本能図絵に地を染めていた。
すると、踊りの輪をツイと抜け出した若衆姿のひとりが、道ばたで籠を仕舞いかけていた物売り男の背を一つポンと叩いて耳もとへささやいた。
「青面獣。そろそろ、行くかね」
「あ。花栄か」
「叱ッ。廂官がこっちへ来た」
ふたりは、籠を抱えて、飛燕のごとく、たちまち、人波の中へ消え込んで行った。
すると、ふいに、
「御用だ」
と、そのうしろへ、追ッかけて来た者がある。
「ええ、びっくりした。蚤の時遷じゃねえか」
「ははは。楊雄もあすこにいるぜ」
「みんな俺について来い」
と花栄は言って、また先へ走り出した。
時を一つにして、銅仏寺の前では、雲水姿の花和尚魯智深と、行者武松が、人待ち顔にたたずんでいた。
そこへ、乞食すがたに身を窶した劉唐だの、飴売りの王矮虎だの、また、小粋な茶屋女に化けた一丈青と、顧のおばさん。さらにお上りさんに変装した鄒淵、鄒潤。ほか十人以上もの人影がいつのまにか集まって、これもほどなく、夕闇まぎれ、どこへともなく消え去った――。