후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
年ごろは三十四、五か。龍眉鳳目、唇あかく、いかにも洒々たる侠骨の美丈夫。背には一壺の狩矢、手に籐巻の弓をかいこんでいた。
「やっ。……ちょっと待て」
すでに行き過ぎんとしたせつな、柴進は急に振り向いて、従者の一人に、こういった。
「――あの道端に見える滄州行きの首枷人を、護送の端公に断って、ちょっとこれへ呼んでみい。……どうも、ただ人とも思われぬ骨柄だ。日々、滄州送りの囚人を見ぬ日はないが、あれなる男のような人態は見たことがない」
従者はすぐ走って、林冲と端公を、彼の前に連れてきた。
この一機縁が、やがて豹子頭林冲の運命を大きく変えたものとは、後にこそ知られる。――しかしその場では、名乗り合ったすえ、
「さては、わが目にたがわず、あなたは先ごろまで、禁軍ご師範役として、武林に名の高い林冲どのでおざったか。――わしのもとにいる食客や若い者でも、都にありし日、あなたの教導を受けたという話はかねがね何度も聞いている。……ともあれ、ぜひ今夜は、てまえの屋敷に一泊していただきたい」
と、伴われて、柴家の門を、何気なく潜ったまでのことにすぎない。
いや、その夜の歓待の宴でも、一挿話はある。