후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
「いや、その者どもも、他の力者同様に、一切その命に絶対服従いたすように申しつける。もし、汝の命に服さず、楯をついたら、斬りすててもよろしい。……夫人にも、その由はよく申しておこうわい」
「ならば、行ってまいります。願わくは、ただ今のおことばの旨を、お墨付として、一札賜わりおきとう存じまする」
「よろしい。汝もまた、余に対して、重宝十一荷の預り状をしたためて差出せ」
「心得ました。この上は、明早朝に北京西門を出立つかまつりますれば……左様おふくみのほどを」
翌朝の中書官邸は、暁天もまだ暗いうちから騒めいていた。
強力に化けた軍の護衛兵は、いずれも屈強な猛者ぞろいだ。それらがおのおの、一個ずつの重い行嚢をかついで勢揃いしたさまはいかにも物々しくまたたのもしい。――梁中書も蔡夫人も、廊の階欄に立ち出てこれを見送っている。
夫妻は、念のためと、執事の謝を呼びつけて、くれぐれ、楊志の命に服すように、喧嘩せぬように、途中病まぬようになど、かさねがさね言いふくめた。
「ご案じくだされますな。てまえは一行中の最年長者。あんばいよく仲を取ってゆきまする。楊志どの。どうぞよろしく」