후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
すぐさま二角入りの碗になみなみと注いで来て「へい、お待ちどおさま」
武松は、ちょっと、鼻をやってみただけだった。
「おい。とり代えて来な、こんなもなあ、酒じゃあねえ」
「いけませんか」
給仕人は、上酒の甕から、べつなのを汲んで来て、武松の鼻っ先においた。
「ぶッ……」
と、一ト口、霧に吹いて、武松は呶鳴った。
「孟州一番の酒場だなンてえ評判は嘘ッ八だな。もういちど、取り代えて来い」
すると、奥の帳場内からこっちを睨みながら、その給仕人を呼んだ女がある。肉づきのいい雪膚の腕もあらわにむき出した羅衣軽裳の若い女将で、柘榴色の唇をキュッとゆがめ、金蛇の腕環のみえる手を頬の辺りにやって、さっきから虫を抑えていた風だった。
「ちッ、小癪だね。だがまあ、もう一ぺん代えておやりよ。それでもゴネたら、私がつまみ出してやるから」
ところが武松。三度目の酒は、ぐうっと一ト息にほして、
「すこし、いける。おい、もう一つ」
「こんどはお気にめしましたか」
「だまって持って来い。こう、すぐおあとだよ。それから、女将にここへ来て、お愛相でもしねえかといってやれ」
「そんなことあ、いえません」