일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면

아오조라 문고

私邸の奥と、総督の公式の座との中間にあり、なにくれとなく、

「武松、武松」

と呼ばれて、新参者には過ぎたほどな、朝夕の寵愛ぶりだ。

本来は彼、ここらで、はてなと思いそうなものだったが、根が情にもろく、人の愛に渇いていた人間なのである。真底、居どころを得たかのごとく、そして真人間に返らんものと、総督の靴を磨く仕事一つにも真心の光をみせていた武松であった。

早くも秋は、仲秋の一夜となった。

その夜、鴛鴦楼の台には、仲秋の宴があった。ここのみならず、孟州の城内外の灯も、地の星と眺められる。

「武松、そちは酒好きと聞いていたが、さっぱり飲まんじゃないか。こっちへ進め」

「はっ」

「なぜ、そう固くばかりなる?」

「ご夫人から、ご一族、将校がた、歴々たる大勢さまの席などでは」

「はははは。豪傑にも似合わん卑下を。……これ武松、わしはそちを、一箇の義士として、世話しているつもりだ。わからんか、この情けが」

「閣下……」武松はひざまずいて、声をうるませた。キラと顔の下から月光が涙を見せた。

「ありがとうございます。おことば、身に沁みまして」

「なにをメソメソ。さあ飲め」

「いただきまする」