후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
「ちょっとした別嬪でしたぜ。たぶん今日の墓詣りでしょう。女は女轎に乗って、お供七人ほど連れ、提げ重二つに、お花を持たせて、街道を練って来ましたよ」
と、王矮虎のいる所へ知らせていた。色好みな矮虎は、きくや否、
「ほんとか」
眼いろを変えて、すぐ手下四、五十人を集めにかかった。そして宋江や燕順がそれを止めるのもきかばこそ、槍や刀をかつぎ出し、銅鑼、角笛の音脅しも物々しく、女狩りに出て行った。
「はて、どうしたろう? 耳にしては放ってもおけず、なにやら気がかり」
宋江は、夕方ぢかく、ふと、昼間小耳にはさんだ婦人のことを思い出した。
矮虎の手下にきいてみると、あれから女轎の供の兵隊七、八人を追っ払い、女の身は轎舁きぐるみ、矮虎が自分の住居へ連れ込んでしまったきりだという。
すぐ燕順の所へ行って、
「人妻にせよ娘にせよ、女隠しなどは罪深い。義で生きる好漢のすることではありませんな。どうもあなたの義兄弟らしくもない」
「いや、どうも」
燕順は、自分のことみたいに恥じた。
「――あいつも、事に当れば負けをとらない男ですが、たった一つ、そいつが彼れのやまいでしてね」
「どうです、ひとつ一しょに行って、ご忠告をしてみては」