후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
と、杜興は今――紫いろに地腫れした顔の火照りを抱えながら、李応、楊雄、石秀の前に、哭いて、そのくやしさを語るのだった。
「……てまえも黙ってはいられません。第一、主人李応さまを侮辱されたも同様な仕儀では、このまま立ち帰れぬと申しますと、ならば馬に帰してもらえと、家来大勢を呼んで袋叩きとなし、遮二無二馬の背へくくし上げられてしまい、ぜひなく一応恥をしのんで戻ってまいったような次第でございまする」
一ぶ一什を聞くと、ついに李応も怒髪を逆立てて言った。
「いまはもう堪忍ならぬ。近ごろの宗家の小伜どもは祝氏ノ三傑などといわれていい気になり、われら同族の長上までを軽侮している風がある。――やいっ、馬を曳け! 者ども」
たちまち、彼は武装して、馬上となった。獅子面の胸当に、鍍金鋼のかぶとをいただき、背には五本の飛閃刀をはさみ、またその手には長鎗をかいこんだ。そして怒れる鳳凰のごとく、独龍岡へむかって馳け出した。
「すわ、おあるじの一大事だぞ」
と、荘兵二、三百も馳けつづいて行き、楊雄、石秀もまたこれをただ眺めてはいられない。ともにあとから追っかけて行った。
山腹の総本家、祝氏の門では、はやくも偵知していたとみえる。