후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
山本 笑月의 明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 128,862자 · 251화면
「雪中梅」はお手の物で本職以上だが、問題は中幕の「十種香」、当時売り込んだ伯知の濡衣、自慢の長髯を羽二重で包んだ二重頤の愛らしさ。これに対して伯円師の八重垣姫、画像に向った後ろ姿は水の垂れそうな美しさ、但し首筋の太さは牛のよう、チョボにつれて向き直った顔は塗りも塗ったり造作も判らぬくらい、その上名代の鼻ッピー、それで台詞は持前の塩辛声、申し分なき珍妙さに満場どよめいて笑いの渦巻。
つぎの「鈴ヶ森」も相当なもの、伯知の権八が例の二重頤の好若衆で、足弱の花遊を頭の雲助連と鮮やかに大立回り、とど追い散らしてほっと息、そこへ駕籠の垂れをはねて現われたブラックの幡随院長兵衛、眼色の変った大親分、ぬうと立って握手でもしそうな手付、台詞にかかると高座でお馴染の舌ったるい外人口調に、一句一句大受けでワアワア、十分にブラック式を発揮したが、その実、当人平素は立派な東京弁。
当時私は生人形の名人初代安本亀八翁と共に、この珍劇を見物して二人相談の上、奥庭の八重垣と鈴ヶ森の場面とを、その年の菊人形に造り、浅草花屋敷の秋の景物にしたが、その時亀八が細工中の似顔を、当の伯円が見て「僕の鼻だってこれでは低過ぎる」