일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かきのたね

柿の種

寺田 寅彦

寺田 寅彦의 柿の種(かきのたね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,202자 · 139화면

아오조라 문고

と、今年十二になる女の子がいう。

こういう子供の頭の中には、きっとおとなの知らない詩の世界があるだろうと思う。

しかしまた、こういう種類の子供には、どこか病弱なところがあるのではないかという気がする。(大正十三年八月、渋柿)

*

白山下へ来ると、道ばたで馬が倒れていた。

馬方が、バケツに水をくんで来ては、馬の頭から腹から浴びせかけていた。

頸のまわりには大きな氷塊が二つ三つころがっていた。

毎年盛夏のころにはしばしば出くわす光景である。

こうまでならないうちに、こうなってからの手当の十分の一でもしてやればよいのにと思うことである。

曙町の、とある横町をはいると、やはり道ばたに荷馬車が一台とまっていた。

大きな葉桜の枝が道路の片側いっぱいに影を拡げている下に、馬は涼しそうに休息していた。

馬にでも地獄と極楽はあるのである。(大正十三年九月、渋柿)

*

向日葵の苗を、試みにいろんな所に植えてみた。日当たりのいい塵塚のそばに植えたのは、六尺以上に伸びて、みごとな盆大の花をたくさんに着けた。

しかし、やせ地に植えて、水もやらずに打ち捨てておいたのは、丈が一尺にも届かず、枝が一本も出なかった。