일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かきのたね

柿の種

寺田 寅彦

寺田 寅彦의 柿の種(かきのたね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,202자 · 139화면

아오조라 문고

ただその行為のどこかに超自然的な点があっても、それは智恵のたけた美女に打ち込んでいる愚かな善良な男の目を通して、そう見えたのだ、と解釈してしまえば、おのずから理解される場合がはなはだ多い。

それにもかかわらず、この書に現われたシナ民族には、立派にいわゆる「狐」なる超自然的なものが存在していて、おそらく今もなお存在しているにちがいない。

これはある意味でうらやむべき事でなければならない。

少なくも、そうでなかったとしたら、この書物の中の美しいものは大半消えてしまうのである。(昭和二年九月、渋柿)

*

糸瓜をつくってみた。

延びる盛りには一日に一尺ぐらいは延びる。

ひげのようなつるを出してつかまり所を捜している。

つるが何かに触れるとすぐに曲がり始め、五分とたたないうちに百八十度ぐらい回転する。

確かに捲きついたと思うと、あとから全体が螺旋形に縮れて、適当な弾性をもって緊張するのである。

一本のひげがまた小さな糸瓜の胴中にからみついた。

大砲の砲身を針金で捲くあの方法の力学を考えながら、どうなるかと思って毎日見ていた。

いつのまにかつるが負けてはち切れてしまったが、つるのからんだ痕跡だけは、いつまでもちゃんと消えずに残っている。