일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

「おや? ……」

ふと、辻の小溝に手を突ッこんだなりダラリとなっている男を見つけ、

「やッ?」

抱き起してみると伝吉です。

金吾もおどろいて共に手当を加えました。そしてやっと気のついた伝吉の口から、たッた今の出来ごとを詳しく聞いて釘勘はそれをむしろ好い都合と考えましたが、「ウーム……お粂が」

と、相良金吾はあらぬ方へ目をやって、何か目に見えぬものの力に引きずり込まれるように足を前へのり出しました。

ひょいと釘勘がうしろを見た時は、もうそこに金吾が居なかッたのです。

「しまッた!」

かれが愕然と何かを直覚していながら、あたりの小路をうろうろと探していたのは、まさか、金吾が伝吉の話を聞くや否、千鳥ヶ浜の方へ走ッたとは、常識の上からも夢々思いつかなかったものとみえる。

しかし。

相良金吾はあきらかに常人の常識とは反対な方角に向って、今、弦を放れた矢のごとく走ッていました。

その血相をごらんなさい常の金吾ではありません、常識の人でないことは、その眼気、その息づかい、その足どりの早さ、髪を乱してゆく風の間に見てもわかります。

恋は熱病といいますが、恋とはいえない不純の女の危難を聞いて、なんで金吾がかくまでにすごい勢いで駆けだすのでしょうか、これは正しく釘勘がまさかと思った方が常識で、恐らく金吾自身としても、この瞬間の