일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

ても投げ銭はおことわり」

――よくしゃべる道化の舌に感服して、ほかに目的があって見物にまじっていた千束の稲吉も、思わず、にが笑いを噛んでいました。

すると、うす暗い八間の明りをたよって、やっと稲吉の姿をさがし出した一人の男が、見物の間を這って来て、

「兄貴、ちょっと」

帯の端を引いたふうです。

見物の目は、みんな舞台に吸いつけられているので、そこから稲吉が抜け出したことなどはさらに問題ではありません。

木戸を出て町を歩き出してゆく。

巷の明りで見ると小屋の中から稲吉を呼び出して来たのは、その夕方、お粂が留守の家をうかがって、何処ともなく立ち去った屑屋です。

「てめえは、何があっても、お粂の家の方を見張っていろというのに、なんだってこッちへ来たのだ」

「でも兄貴、たいへんな事が起ったんで、知らせに来ずにゃいられません」

「なんだ? 大仰に」

「金吾がやられました」

「えっ、秦野屋が殺ったか」

「そうじゃありません、お粂のやつに、うまうまと魔薬をかがされて、一時仆れてしまったんです」

「どこで?」

「きょう、金吾がたずねて行った、お粂の家でです」

「うーむ、して、金吾を尾けていた秦野屋は」