일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

「どうも知らねえふうなんです、それで実あ、大急ぎで飛んで来たんですが、あいつの魔薬のさめないうちに、こちとらの手で片づけてしまっちゃどうでしょう」

「けれど、あれを殺るなあ秦野屋の役廻りで、おれは、今夜もお粂の帰りを待って隙があったら、その女を先に殺ってしまわなければならねえ」

「ですが、金吾の方は、折角、魔薬が充分に廻って、今のうちなら骨も折れず、どうでもなるところですぜ」

「それもそうだな」

「宵のうちの一仕事、案内は、あっしがいたします」

「じゃ、そこらに居るのを、寄せて来い」

「ようがす」

鉄砲笊を持たない屑屋が、人ごみをくぐって、何処かへ姿を消したかと思いますと、それから間もない後、千束の稲吉を中心にして、七、八名の黒衣の男が、石和屋の二階の灯がすいて見える、諏訪神社の夏木立を背景として、目ばかり光る人影を集めていました。

この一組は、稲吉の手下について、毎夜お粂の楽屋帰りをねらっていたものですが、特に今は、魔睡している金吾のいのちを奪ることは、袋の物をつかみ出すより容易いことと、にわかに、それに向って動かんとするものです。

ゆさぶり落ちる松柏の夜露と共に、人のささやきも黒衣の影も、いつのまにか諏訪の森から消えていました。