후리가나로 읽는 일본 고전
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 灰色の巨人/魔法博士(はいいろのきょじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 156,085자 · 312화면
遠くの街灯の光で、かすかにそれが見わけられます。
サルのような動物です。いや、サルではありません。人間の子どもです。こんな暗いばんに、子どもが木のぼりをしているのでしょうか。
大きな枝が、ピーンとはねました。子どもがとびおりたのです。おやっ、子どもにしては、なんて大きな頭でしょう。頭でっかちの福助みたいなやつです。黒い四角なふろしきづつみのようなものを、首にくくりつけています。そして、その小さなやつは、いきなり、むこうのほうへ、チョコチョコと走りだしました。
「あっ、一寸法師だっ。」
小林団長と園井君とは、すぐそれに気がつきました。
首にさげている黒いふろしきづつみは、いったいなんでしょう? ひょっとしたら、あの中に、にじの宝冠が、つつんであるのではないでしょうか。一寸法師が、それをぬすみだしたのでは、ないでしょうか。
「おい、あいつを、追っかけるんだ。あいてに、きづかれぬように。」
小林団長が、めいれいをくだしました。
やみ夜のついせきです。にげるのは、頭でっかちの一寸法師。ちびのくせに、なんという早さでしょう。チョコチョコ、チョコチョコ、みじかい足が、まるで、機械のように動くのです。