후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいゆいぶつろんこうわ
現代唯物論講話
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代唯物論講話(げんだいゆいぶつろんこうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,295자 · 490화면
田辺博士はここでカントに倣って図式論を持って来る。というのはカントは時間(之はカントによって内官の形式と呼ばれている)の規定から認識の図型を導き出したが、田辺博士はこの時間に更に空間(カントは之を外官の形式と見た)を媒介せしめて、時間空間の規定による図式論を提案する。之を世界図式と呼ぶのである。空間の種的媒介によるこの世界図式論によって、外界乃至自然界は論理的に、弁証法的に、絶対媒介される。種の論理の絶対媒介の内容はこの世界図式論に他ならぬというのである。
無の論理に於ける媒介に較べて、種の論理に於ける媒介機能が十全であることを、吾々は充分認めなければならないだろう。それと同様に、カント式な(或いはハイデッガー風の)時間図式に較べて種の論理の世界図式の方が、図式として優れていることには殆んど問題がないようだ。だが問題はこの図式論なるもの自身の内に存する。――この図式は云うまでもなく媒介の図式である。少なくとも外界乃至自然界の媒介のための図式であるに相違ない。処で再び先程の問題に帰るのだが、この図式によって媒介される以前の自然と、媒介されて了った後の自然とは、一体同じか同じでないのか。