후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいゆいぶつろんこうわ
現代唯物論講話
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代唯物論講話(げんだいゆいぶつろんこうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,295자 · 490화면
処が吾々によれば、直観空間は少なくとも幾何学的空間から区別された。直観空間だけが空間なのではない。それはまだ空間そのもの、空間自体ではあり得ない。それは単に、空間というものの一部分――併しカントの欲した通り恐らく最も直接な最初の一部分――でしかない。それは空間なるものの、最も眼立たしくはあるが、併し要するに一つの、現象形態に過ぎない。この現象形態の云わば背後には、だから、カントの天才的な批判主義の発見にも拘らず、矢張り空間自体が横たわっていなくてはならない。直観空間とは空間自体の、観念論にとっては最も手近かな、現象形態だったのである。
カントが空間に帰属させるあの観念性――主観に於ける先験性――も、であるから、必ずしも直観空間自身から来るとは限らなくなる。それは寧ろ空間自体――夫が何であるかを吾々はまだ見ていないが――から来る筈ではないか。でもし仮に、空間自体が主観にぞくするものではなくて却って客観にぞくするものであったならば、空間の観念性も空間の実在性に基くこととなるから、結局夫は観念性でなくなって了わねばならないだろう。吾々は後に夫を見よう。