후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいゆいぶつろんこうわ
現代唯物論講話
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代唯物論講話(げんだいゆいぶつろんこうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,295자 · 490화면
その座標の原点が今云った物理的測定の立場に他ならぬ。座標とかその原点とかは尤も、そう云っただけでは単に幾何学的空間にぞくしたものとしか考えられまい。処がこの原点は幾何学に於てのように勝手に変換することが出来ない、甲の測定者の立場――原点――はあくまで甲の立場であって、乙の測定者の立場と入れ変えることは、物理的に不可能なのである。かくて物理的に云って、測定者があるだけの幾個もの原点を夫々の中心とした、幾つもの空間が独立して並存する。こういう独立の幾つもの空間は、幾何学に於ては、即ち幾何学的空間としては、ナンセンスに他なるまい。併しそれが物理学に於ては空間の根本的な特色をなすのであった。だからこの空間は、もはや幾何学的空間ではなくて、正に物理的空間なのである。之が物理的空間に於ける測定の本当の役割である。
物理的空間とはこういう測定の原点を意味する。だからこの空間で感覚乃至知覚がどのような積極的な本格的役割を有つかが明らかである。感覚乃至知覚は、測定という手続きを取って、自分自身の原理を以て、物理的空間を構成する。物理的空間はだから、感覚(知覚)乃至測定をその根本規定とすることによって、直観空間から区別される。