일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんさいこうき

震災後記

喜田 貞吉

喜田 貞吉의 震災後記(しんさいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,544자 · 41화면

아오조라 문고

しかしそれらは災を免れた方の側のことだが、同じ罹災者の中にも幸不幸の相違がかなり著しいものがあるに相違ない。死んだり怪俄したりしたものは別だ。生き残った人々の中で一番気の毒なのは、財産で徒食して労働にも慣れない人々が一朝にして全財産を失った場合だ。他人の地面を借りて貸家を建て、家賃で生活していた人々のごとき、このうちの最なるものであろう。しかしそれに対して世間の同情が比較的薄いようだ。これは家主にかなり横着なものが多いので、たまに敬慕すべき立派な行いの人があっても、やはり同じ仲間に見做されてしまうのだ。これに反して他人の家を借りて住んでいたものが、その家が焼けたり潰れたりした場合には、よしや損害を受くべきほどの財産の持ち合せがなかったほどのものであっても、やはり全焼全潰の罹災者として世間の同情に均霑しているのである。そしてその財産のほとんど全部を失ったほどの家主の方は、時としては善い気味だくらいに冷淡に見られて、敷金は容赦なく取り返される、滞納した家賃は帳消しになる、保険金は取れそうにもなく、そのうえそれが借地ででもあった場合においては、その焼け跡へ借家人が勝手に普請をしてもとの家主は全然除け物にされてしまう。