후리가나로 읽는 일본 고전
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しんさいこうき
震災後記
喜田 貞吉
喜田 貞吉의 震災後記(しんさいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,544자 · 41화면
★奇蹟と奇遇
★焼野の原に一軒残った木造家屋
ところで今回の大震だ。多数の墓標が枕を並べて倒れた中にも、大隈侯のは最もはなはだしく、燈籠・玉垣に至るまで、満足に遺ったものはほとんどない。しかるに山県公のはほとんど被害なしというほどで、ただ夫人のがいくぶん公の方へ向き直ったくらいに過ぎなかった。ある皮肉屋の曰く、山県公はあれで誠心誠意国を思うの人であったが、大隈侯のは大風呂敷が勝っていた。それがここに現われたのだと。今度の震災をもって天譴だというのと同じ筆法だ。
★奇蹟と奇遇
自分の宅の近所に石屋がある。石屋の前には例の通り石材を多く積み重ねてあったが、その中に御影の石柱材を二本並べて立ててあったのが、第一震で道路の方へ放線状に倒れた。ちょうどその時だ、荷を担いで通っておった豆腐屋がその放線状に倒れた二本の石柱の間に夾まれてカスリ疵一つ負わず、天秤棒にかかったままの二つの豆腐桶は、倒れた二本の柱のために無残にも潰されてしまった。この人が平素護国寺の観音様の信仰者であったなら、さっそく観音霊験記に載るところだ。
★焼野の原に一軒残った木造家屋
自分の妻の叔母聟が深川区富川町で油や硫酸などの商会を経営していた。