후리가나로 읽는 일본 고전
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しんさいこうき
震災後記
喜田 貞吉
喜田 貞吉의 震災後記(しんさいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,544자 · 41화면
★期せずして一族の会合
むろん深川本所丸焼のお仲間に外れず、住宅その他はことごとく焼かれてしまって、家族は着のみ着のままでわずかに生命を完うし、それも四日になって一同無事なことが判ったほどであったが、自宅はもとより四隣一戸も残らず焼失して、見渡す限り荒涼たる焼野の原となった中に、これはまたどうしたことか、ただ一棟、木造ペンキ塗り二階建の事務所のみが焼け残った。しかもそれは何ら消火の手段を講じたのではなかったのだ。こんなのを天佑というのであろう。
今一つこの宅では、前もって類焼を慮って家材を荷車四台で引き出した。それがまだ安全地に行かぬうちに火足が思いのほかに早くまわり、逃げまどう人波に押されてその車は引き捨ててしまったのであった。むろんその場所は焼野となったので、車もろとも焼失したと覚悟していたのであったが、はからずも数日経ってその車の一つが遠く離れた場所で発見された。泥坊が引いて行って、目ぼしい品物だけを取って置き去りにしたのだ。お蔭で差し当りの着物にも間にあうものが少くない。全くもってお泥坊さまさまだ。
★期せずして一族の会合
前豊山中学校長で、久しく自分ら仲間の日本歴史地理学会の幹事をつとめておられた宮崎栄雅君、今は佐渡の大きなお寺に御前様として納まっておられるが、この暑中休みのころから同君の夫人は長女の栄子さんと、母御と