일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 170,664자 · 341화면

아오조라 문고

それを自分の方から社会に向て不平を言うとは実に乱暴千万だね。自分の業務をさえ尽し得られない人は他人の事を批評したり社会に不平を唱えたりする資格がないのだ。文明の世には言論よりも実行を貴ばねばならん。先ず自分から人たるの務を実行しておいて他人の事をも言ねばならん。実行の人は常に愉快の心を持ておられるが不実行の人は多く不平や怨嗟の声を発するようだね。勿論いまの世に誰も不平を言うなとは申さん。或る場合には不平の力で社会を改良する事もあろうけれども無用の不平は愚痴に陥る。言わないでもいい事へ一々不平を言うのは愚痴だ。愚痴ほど人の心を不愉快にして消化吸収の力を害する者はない。僕はドウも今の人に平生愚痴の心が多過ぎると思う。譬えば海に臨んでヤレ波が高いのヤレ風が荒いのと歎き悲むのは愚痴だ。何ほど愚痴を漏しても愚痴の声で波や風は鎮まらない。それよりもこの波を凌いで大海を渡るには千噸の船を造らねばならん。イヤ千噸ではまだ小さい。一万噸二万噸の船を造ろうとこういう風に心掛けたら遂には波や風を何とも思わなくなる。人もその通り我が体力心力の寡い時はちょうど船の噸数が寡いと同様で社会の風波を凌ぐのに困難する。