轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ちょうさきかん
中井正一評論集
中井 正一
中井正一『中井正一評論集』。同一底本的分册已合并为一书。收入:調査機関、図書館に生きる道、図書館の未来像、二十世紀の頂における図書館の意味、脱出と回帰、探偵小説の芸術性、芸術の人間学的考察、美学入門、絵画の不安、スポーツの美的要素。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 129,229 字 · 256 页
ことごとくの古典音楽、主題音楽は、どの国民にとってもある意味において貴族的であり、高度のものであり、特定の感情領域として捕えられてくるのである。しかもそれは、そのリズムにおいて一定の制約があり、メロディーにおいて一定の構造をもち、ハーモニーにおいて動かすべからざる約束をもっている音楽の世界である。
これが十九世紀まで築きあげられたルネッサンス以後の欧州の音楽の姿である。ところが、二十世紀にいたって、ある一定の約束をもった古典的な音楽様式が、いろいろの形において崩れはじめたのである。いわばこれは、この特定の音楽のほかに、例えば東洋の音楽が、東洋の三千年の歴史と共に、その人々とはまったく別の発展の形をもって発展していたのである。これは二十世紀の音楽家に大きな驚きをもたらしたのである。
例えば、ドビュッシイが、かつてパリーの万国博覧会で、ジャバのガメランの音楽を聞いた時、彼は根底的に驚いたのである。彼はいっている。「もし、ヨーロッパ人にありがちな偏見を捨てて、われわれがこのジャバの音楽、音楽家たちの、打楽器の魅力に注意を払うならば、われわれはいやおうなしに、われわれの楽器がこれにくらべると曲馬団の野蛮な騒音に過ぎないということを承認せざるをえない。