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ちょうさきかん

中井正一評論集

中井 正一

中井正一『中井正一評論集』。同一底本的分册已合并为一书。收入:調査機関、図書館に生きる道、図書館の未来像、二十世紀の頂における図書館の意味、脱出と回帰、探偵小説の芸術性、芸術の人間学的考察、美学入門、絵画の不安、スポーツの美的要素。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 129,229 字 · 256 页

青空文庫

を著し、このころマックスウェルの『物質と運動』が発表されている。八三年にコーヘンは『微分法の原理とその歴史』を著し、カントールの『一般集合論(複素数論)の基礎』も同時に出版されている。そして八九年には、コーヘンの『カントの美学の基礎づけ』が発表されるのである。

カントにおいては、イギリス的な、商業的知的なものと、ドイツ的なユンケル的意志的なものが一つの対立をなして、この二つのものの媒介をするものとして美的なもの、感情的なものがあるとされているのである。カントでは個人の知情意の三つのものはそれぞれ独立した体系であったのであるが、コーヘンになると、全体系が微分的な連続した概念で、美も全秩序の連続として意味をもつのである。これはカッシラーにまで一貫する方法である。カントで、主観に対立する客観的な素材であったものが、コーヘンでは微分的な極小として取り扱われ、数学的な体系の極限概念となってくるのである。今までの人格としての知情意という三枢軸の体系が、非人格的な、単一な数学的な原理によって一様化されるのである。感情の原理は力学的な「切断を連続する」意味で、微積分的な媒介となるのである。