轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ちょうさきかん
中井正一評論集
中井 正一
中井正一『中井正一評論集』。同一底本的分册已合并为一书。收入:調査機関、図書館に生きる道、図書館の未来像、二十世紀の頂における図書館の意味、脱出と回帰、探偵小説の芸術性、芸術の人間学的考察、美学入門、絵画の不安、スポーツの美的要素。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 129,229 字 · 256 页
こうして、すべての研究が国家的なスケールでもって、部署的な組織でもって、構成されようとしているのである。ここに新しく機械時代の認識論の基礎が生まれでようとしているともいえる。何びともが、その組織に属することによってのみ、その対象の感覚的素材も初めて的確に把握しうるという段階の文化が出現しようとしているのである。そして道具主義の哲学も、この時代の出現に適応していこうとしてあらわれてきたというべきである。
事態はここまできているのであるが、この事態をちょうど、証明しようとするかのようにあらわれたものが二つある。その一つは、国際連合会議の一環としてあらわれたユネスコであり、もう一つは国境を越えて十万人の人間が、一つの研究に、または一つの現象の認識に、精密な組織でひそかに従事した原子力管理委員会組織である。この委員会においては、人間認識の集団的な組織という現実のほうが、原子爆弾のいわば偶然的な成功よりも、もっと驚異に価する実験である。
それは機械時代がはたす、または機械的な組織がなしうる最も神話的な苦悩にみちた巨人「プロメシウス」よりももっと悲劇的な巨人となってくるのである。