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てんのう

天皇

蜷川 新

誰が日本民族の主人であるか

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 136,036 字 · 269 页

青空文庫

云々。

「有司の説、又曰く、欧米各国、今日の議院なるものは、一朝一夕に設立せし議院に非ず、其の進歩の漸を以て、之を致したるもののみ。故に我れ、今日、遽かに之を摸するを得ずと。夫れ進歩の漸を以て、これを致せるもの、豈独り議院のみならんや、凡そ学問、技術、機械、皆然り、然るに、彼れ、数百年の久しきを積て、之を致せしものは、蓋し前に成規なく、皆自ら之を経験発明せしものなればなり。今、我れ、其成規を択んで、之れを取らば、何の企て及ぶ可らざらんや。

若し我れ自ら、蒸気の理を発明するを待つて、然る後に、我れ始めて、蒸気機械を用ふるを得べく、電気の理を発明するを待つて、然る後、我れ始めて、電信の線を架するを得べきとするか、政府は、応さに手下す事なかるべし」云々。

四 (四四ページ)明治十三年四月十三日、河野広中、片岡健吉らの草した『国会開設允可上願書』

「愈ゝ王室の安泰を保全し、其鞏固を得べきことは、定律政治に若くは莫く、王室を危難に陥れ、王位の鞏固を失ひ易きことは、専制政体より甚だしきは莫し。」云々。

「所謂、万機公論に決せんとするも、亦国会を興して以て、全国の代議人を会するに非ざれば、能はざる也。