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にっき
日記
宮本 百合子
22 一九三八年(昭和十三年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 6,910 字 · 14 页
一月六日
一月七日
どうか命のあるように。
つる。合鴨を買って待っていたのだからと云って十時頃になって夕飯をたべた。いろいろ話し。
新 三笠の本のこと。
人民文庫解散。
〔欄外に〕
はじめて水道が凍って午ごろになって湯をかけて、やっと出た。
○白揚社の店員曰ク、森山さんも絶版になさるそうです。
一月六日(木曜)
久しぶりで森川町のおいなりのところを通った。木村氏はあすこに、まだ住んでいられるのかしら。
五日にはひとりで来たいと云っていたと云って、夕方ふっとやって来た。二時ごろまであれやこれやを話す。とまる。コーヒー店の話、段々具体的になって来る。うれしい。
一月七日(金曜)
一緒におきて、片方が顔を洗っている間に私は大いそぎで御飯を二膳たべて一緒に出かけた。辻氏に会う。あいさつをする。きょうは病監の方でない。ドアがあいていて、入ってゆくと、もうすぐいて、ドアをしめかけている私に「どうしたい?」と云った。執筆禁止の話をしたら、しきりに足をふみかえて、身じろぎして、笑いながらホホーと云っていた。「ちっとも心配しないよ」
かえりに一寸森川へまわって、林町へゆく。寿、ばらさん。夜国かえる。