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にっき

日記

宮本 百合子

31 一九四八年(昭和二十三年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 27,379 字 · 56 页

青空文庫

四月二十二日

四月二十三日

四月二十四日

四月二十五日

四月二十六日

四月二十二日(木)

議会文化委員会を中心に東宝の問題を懇談する会、宮、自分、野坂その他、衣笠、五所、木村その他、これを文化擁護の会とすることになる。酔いどれの天使を見る。

四月二十三日(金)

きょう、湯河原へ立つ筈のところくたびれて駄目。荷物もしてなかったし。m、ひる飯をたべられず、かえるや否や『文学前衛』の速記さがし、大ぼやきにぼやき、風呂にも入らず。しかし、二階へ上ったらすこし気分がましになったらしい。

四月二十四日(土)

快い朝、尾崎さんに送られて湯河原に来る。八時四十分にのれた。一不二、約束の室ふさがった由で二階の小さい室、下痢はじまる。

四月二十五日(日)

ここは土曜日が大やかましらしい。三流温泉旅館のさわぎかた。昨夜苦しく、一日中床についている。すっかりなおる。疲労のせい也。

夜となりへ来た若いもの二人。陽気にしゃべっているのに、声も出さず。日本――

四月二十六日(月)

朝、はなれにうつる。やっとやっと吻っとする。これで仕事をする気になれる。時計さえあれば。こういう風に場所がかわっての一日のながさ。

この室ならm来ても二人でいられる、三室のコンパートメントだから。