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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页
捜査やりなおし
パイクソンやマルラは、どうしたのだろう。この奇異な怪物の正体は一体なんであろう。
捜査やりなおし
空はぬぐったように晴れている。しかし波のうねりはそうとう大きい。
船体を黄色にぬったルゾン号は、いまそのうねりをぬって、西へ西へ船脚をはやめていく。ルゾン号はエバン船長の指揮によって、ルアーブル港を出、ふたたび大西洋上に乗りだしたのである。
船上には最高の珍客が乗っていた。それは一体たれであったろうか。
長良川博士だ。
地球生物史の研究に、有数の権威者として知られる長良川博士だった。
パリ大学に滞在中だった博士は、ルゾン号の報告にもとづき、大たんな説をたてて広く世界の人類に警告するところがあったことは前にのべた。
「――おそるべき生物が、大西洋の海底にすんでいるのだ。それをアトランタニアンまたは海底超人と呼ぼう。この海底超人こそは、わが人類よりもはるかに高等の生物だと推定される。豪華船クイーン・メリー号も、ついに、このアトランタニアンのため、海底ふかくひきずりこまれたのであろう。われわれは、はやくこの海底超人との意志交換をおこなわねばならぬ。さもなければ、わが人類対海底超人の無益な争闘が起こって、ついには有史上最大の悲劇を生むであろうことを、あえて警告したい。