轻松读懂日语经典作品
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いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
「文学界」1960(昭和35)年1月~1963(昭和38)年5月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 292,113 字 · 587 页
「その名目でとどまればいいが……」
「いやねえ」
と看護婦が――こいつまでがボル派の口調で、
「不景気の打開を外国侵略で解決しようというのね」
「帝国主義の当然の方法だな」
と言いながら、医者はブウジイを抜きに俺のところへ来た。
ツベコベ言やがって、このタンコアマ(おしゃべり)と、俺は腹が立ってならなかった。口さきだけで、大口を叩いてやがる。ツベコベ言うくらいなら、総理大臣を刺したらどうなんだ。イクジなしにかぎって、ツベコベ言やがると俺は苦り切っていたが、それらもみんな、俺としたことが、こんなツベコベ派の世話になったのかという屈辱感から来ていることだった。
ブウジイからやっと解放された俺はベッドからおりると、壁に向って、エテマタをはき、ズボンをはいた。そしてベルトをしめて、ひょいと、うしろを向くと、
「よお」
と大学生崩れが言った。
「やあ」
と俺は言って、いけねえ、さっきの、これは反対だと気づいた。さっきは俺が挑戦的に「よお」と言って、向うが「やあ」と答えたのだ。
それが逆になっていた。すでにこのとき、敗色は明らかなのだった。
「知り合いか」
と医者が言った。大学生崩れは黙ってうなずいて、まじめな顔で、