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にっき
日記
宮本 百合子
22 一九三八年(昭和十三年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 6,910 字 · 14 页
一月八日
一月十日
日曜国府津へドライブすると話している。頭の中をスーと風にふかせたく、行きたいと思う。だが、すこしつかれていて目がまわったりするのに又その午後かえるのはどうかと思い。
ツーさん、何年ぶりかで逢う。国と二人の話しぶりはこっちできいていて居心地わるい。スケートのような話しかた。
〔欄外に〕
面会。笑って、びっくりして笑っていた。その目で私を見て下さい。
艱難を艱難と思わせない力というものの不思議さ。
一月八日(土曜)
〔発信〕第二信
手紙をかいて、一寸おひるをたべて出かける。
留守かと思ったら台所の方にいて、おしるこのようなものを御馳走になった。映画を見る。上海。ひどいひどい戦いなり。肉弾ということの意味が実にまざまざとわかった。決死隊というものの内容も。市街戦というもののすさまじさ。
かえりに牛肉をかって来てたべ、話をする。やはり奥の方へひっこんだ家へゆく由。家賃がもっと高いところへ今引越せる生活術というものは面白し。
こうづへのドライブへはやめにした。カゼがなおっていないから。それに横腹のためにもよろしからず。
一月十日(月曜)
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