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にっき
日記
宮本 百合子
31 一九四八年(昭和二十三年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 27,379 字 · 56 页
八月三日
八月四日
下三、四、57枚 一まずまとまった。つづけて五。こんどは少くとも五日までグイグイやる。
八月三日(火)
つづけて仕事、8枚。
八月四日(水)
公聴会午後一時半 蔵前工業会館
仕事八枚
けさ四時古田氏帰京。
八月四日 ちくまち村にて
神西清訳
プーシュキン荘園ものがたり中
「ヌーリン伯」
これはシェクスピアの「ルクレチア」(一五九四年刊行)をプーシュキンが、もじったパロディーである。「一八二五年、田舎にいたプーシュキンがルクレチアをよみかえして、この『あまり上出来』ならぬ史詩が『例の小さな原因から重大な結果が生じる云々という月並なお説教が』万一あのときにルクレチアの脳裡にタルクィニウスの頬ぺたに平手うちをくらわせるという考えが浮んだらどうなるだろう?」
「ルクレチア」は自殺しないですみ、ルクレチアの良人もいきりたたず「共和国だの執政官だのカトーだのカエザルだのの出現は、ついこの間も僕のとなり村でおこったような痴情沙汰のおかげを蒙っているわけになる。で、歴史もシェークスピアも一緒くたに一つもじってやれという気になって」ふた朝でかいたのが「ヌーリン伯」である。
このヌーリン伯制作の動機は、非常に愉快である。