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にっき

日記

宮本 百合子

31 一九四八年(昭和二十三年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 27,379 字 · 56 页

青空文庫

八月二十五日

八月二十六日

八月二十七日

八月二十八日

八月二十九日

八月三十日

八月三十一日

昨夜、くるしく少しはいて、下痢した。きょうは一日床。薬もらう。冷えたらしい。

仕事せず、モンテルランの「若き娘たち」をよむ。つまり下らなかった。女のイリュージョン、愛というもののゲキ□□た。

八月二十六日(木)

七°〇

きょうはおきる。薬をつづけて。いいあんばいに下痢ましになる。

こんど来てからすこし工合がわるかった、夏のつかれ。

仕事ホンの少し。雨。引こしトラック来ず。

八月二十七日(金)

六°八しかなかった。

昨夜八時半停電。床をしきじき眠って、けさ七時までぐっすりだった。体に力が出て皮膚もよくなった。昨夜大雨。ああ夏の疲れやすませるための夏の終の雨と思った。仕事。

八月二十八日(土)

宮、夜十一時で来る。古田さん東京へゆく晩で夜どおし。私たち玄関へ送りに出るため三時におきた。

八月二十九日(日)

宮逗留

プリントをよんで

八月三十日(月)

宮がいる。

きょうも一日よんでわたしもわきにくっついていてよんで

八月三十一日(火)

こうして宮がいる。何とめずらしいだろう。

割合に涼しい日がつづく。きょうは東京はむすよ、そう云っては障子襖をしめてまわる。

九月一日(水)