轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
「子供の科学」1937(昭和12)年4月~1938(昭和13)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 页
さあ、やるぞ!
そして、しきりにギャアギャアと悲鳴のようなものをあげているんだが、それがきまりきって、エンジンの焼けている附近で起こるんだ。ぼくは思うに、そのふしぎな生物は、そこんところの焼け鉄管に接触して、いちいちやけどをしているのだと思うよ。全くちえのたりないやつだ。きっと海にすんでいるけものじゃないかと思うよ」
クーパーはそれを聞くと、呼吸をはずませながら、
「そうか。きみも獣説か! するとわれわれは今、その怪獣のすんでいる洞穴のなかにいるんだろうか」
「そうかもしれない。それでぼくは……」
と、いいかけているとたん、機関長シリンは急にあッと声をあげた。そして胸の底からしぼりだすような声でさけんだ。
「――人殺しッ。おい、クーパー助けてくれ――いまおれの首をしめているやつが……」
とまでは聞こえたけれど、それから後、ふたたびシリンのはばのある声は電話機のなかからひびいてこなかった。
さあ、やるぞ!
クーパー事務長は、呆然として受話機をにぎっていた。もうシリンの声は聞こえないが、何かしらピシュルピシュルと革のひもでもふりまわすような音が、機関部とおぼしき室のなかにしているのが聞こえた。