轻松读懂日语经典作品
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くしんのがくゆう
苦心の学友
佐々木 邦
「少年倶楽部」1927(昭和2)年10月号~1929(昭和4)年12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 162,732 字 · 332 页
「これは近頃めずらしい学問をいたしました。いくえにもお礼申しあげます。早速家へ帰って、家内中を驚かしてやりましょう」
とまず立ちじたくをした。それをきっかけに、他の先生がたも、
「若様がた、それではこれでごめんこうむります」
といって、帰っていった。
安斉先生は思ったよりも重くて、月曜にもおいでがなかった。
「内藤君、どんなご様子かお見まいにいってきたまえ」
と照正様が命じた。正三君はそれでなくても案じているから、早速伺ってきて、
「もうほとんどおよろしいんですけれど、お咳がとれないそうでございます」
と報告した。
「ご老体だから、ごむりをなさるといけない」
「そう申しあげました」
「お目にかかったのか?」
「いいえ、奥さまにそう申しあげてまいりました」
「よろしい。ご苦労」
と照正様は安心した。
「ここ二、三日は大丈夫です」
と照常様が喜んだ。
「なにが?」
「楽ができます」
「ばかだな」
「時計をもう十分進めましょうか?」
と照彦様が調子づいた。安斉先生がおいでにならないと、学習室は時間まで狂ってくる。
そのつぎに正三君が見まった時は、
「おかげさまで今朝からおきました。