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イデオロギーがいろん

イデオロギー概論

戸坂 潤

第四章 文化社会学の批判「文化社会学」同文館、1932(昭和7)年4月5日<br>第五章 知識社会学の批判「思想 第101~103号」1930(昭和5)年7月28日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 162,000 字 · 316 页

青空文庫

二

ただこの場合かの精神的なるものが、特に文化という概念によって特色づけられるというまでである。で今歴史哲学が精神の哲学・文化の哲学であるならば、わが社会学は、精神の社会学・文化の社会学でなくてはならないというわけである。

二

文化社会学としての文化社会学は、アルフレッド・ヴェーバー*から始まる。

* 彼の文化社会学の最も簡単な叙述は Handw※(ダイエレシス付きO小文字)rterbuch der Soziologie (A. Vierkandt) S. 284, “Kultursoziologie” の内にある。

ヴェーバーによれば、歴史とは元来「精神的・文化的・諸階層」に分たれることが出来る。文化的ということはとりも直さず精神的ということであり、又心的ということである。処で文化乃至精神は主として生物学的なものに対立せしめられて考えられる、その意味では国家や法律さえが、生物学的形象であってまだ文化ではない*。であるから、歴史の固有に歴史的なものは、例えば人間の生物学的な衝動や意欲の作用などの内にあるのではなくて、それに対立する真に歴史的なモメントである処の、「固有に文化的な部分」