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イデオロギーがいろん
イデオロギー概論
戸坂 潤
第四章 文化社会学の批判「文化社会学」同文館、1932(昭和7)年4月5日<br>第五章 知識社会学の批判「思想 第101~103号」1930(昭和5)年7月28日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 162,000 字 · 316 页
それに一体マルクス主義は、あまりに時事問題中心的であり、闘争中心的であり過ぎていけないそうである(Soziologie als Wirklichkeitswissenschaft, S. 107―109.)
** Aufgabe einer Kultursoziologie, S. 149 ――吾々はレーデラーと殆んど同じ態度の「マルクス主義」をM・アードラーの知識社会学の内にも見出さねばならぬ。「知識の社会的構造」は「経験の先験的に社会的なもの」である、社会とは、カントの空間や時間や範疇と同じに、「先験的(先天的)図式である。吾々は意識と意識の法則性を最後の事実として、それから出発する」、「マルクス主義は精神的一元論から出発する」、「マルクス主義は唯物論とは何の関係もない」云々(M. Adler, Wissenschaft u. soziale Struktur ――前掲書―― S. 187, 189, 192, 210 を見よ)。
さて吾々は要約する時に来た。
「文化社会学」と名乗る「社会学」は、ドイツ観念論哲学――ヘーゲルのカントの又遠くはスコラからさえの――社会学的な分析に外ならない。