轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
くしんのがくゆう
苦心の学友
佐々木 邦
「少年倶楽部」1927(昭和2)年10月号~1929(昭和4)年12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 162,732 字 · 332 页
「内藤も呼んでやりたまえ。あいつもかわいそうだよ。おだてられて勉強するばかりだ」
「しかし内通すると困ります」
「大丈夫だよ」
「それなら呼んでやりましょう。今朝学監室に会議があったようですな?」
「宿題が出るぞ、きっと」
「そうかもしれませんな。こっちも宿題をやらない会議だ。あんまりむりなことをいうようなら、僕いって本郷の叔父様に訴えてやります」
と照常様も憤慨していた。
まもなく若様がたと正三君は学習室のストーブを囲んで話しはじめた。
「安斉先生は失敬だ」と照正様が議長になった。
「失敬だ」と照常様が賛成した。
「少し失敬だ」
と照彦様が学監室の方をみた。
「先生がお見えになります」と正三君が注意した。
「若様がた、おそろいでなにかおもしろいお話がおありですかな?」
と安斉先生はニコニコしながら学監室から出てきた。
お肝試しの会
「どうぞ」
と照正様はあわてて立ちあがって、椅子を押しすすめた。皆で宜しからぬお噂を申しあげていたところだったから工合がわるかった。
「恐れ入ります」
と安斉先生は会釈して、
「ご退屈でございましょう」
と一同を見まわした。
「はあ」
「それで相談をしているところです」